時計 2020/10/17 06:30

高校生の採用選考始まる コロナ厳戒態勢で面接 鹿児島県内

コロナ対策で隣りの生徒との間についたてが置かれた集団面接=鹿児島市のサンプラザ天文館
コロナ対策で隣りの生徒との間についたてが置かれた集団面接=鹿児島市のサンプラザ天文館
 来春卒業予定の高校生を対象にした企業の採用選考が16日、解禁され、鹿児島県内でも選考が始まった。新型コロナウイルスの影響により、例年より1カ月遅れでのスタート。昨年までの“超売り手市場”から一転、景気の先行きが見通せない中、生徒たちは内定を勝ち取ろうと真剣な面持ちで面接に挑んだ。

 卸・小売業のMisumi(鹿児島市)は市内の会議場で選考会を開き、県内外の高校生24人が学科試験と集団面接に臨んだ。入室前に検温が実施されたほか、集団面接の会場ではイスの間についたてが設置されるなど厳重なコロナ対策が施された。一方、表情が見えるよう透明のマウスシールドが配られ、生徒は全員着用した。

 南大隅高校3年の女子生徒は「マウスシールドには驚いたけれど、練習の成果は発揮できた。就職できたら、誰にでも明るく接客したい」。同社の筈山智広人事課長は「1カ月遅れたことで、コロナ対策の準備ができた。人と接するのが難しい状況となっているが、地元に貢献できる接客の好きな人を採用できれば」と話した。

 鹿児島労働局によると、県内の高校生の就職希望者(7月末現在)のうち、県内希望が1949人、県外希望1617人。県内企業からの求人数(同)は、昨年同時期と比べ18.2%減の4527人となっている。