時計 2020/10/19 20:00

文化財に甘い香り 明治の石蔵で芋焼酎仕込み最盛 姶良・脇元の白金酒造

石蔵の中で焼酎の仕込み作業をする職人=姶良市脇元の白金酒造
石蔵の中で焼酎の仕込み作業をする職人=姶良市脇元の白金酒造
 姶良市脇元にある白金酒造の石蔵で、手作り芋焼酎の仕込みが最盛期を迎えている。創業した1869(明治2)年ごろに建築されたといわれる国登録有形文化財。イモの甘い香りが漂う中、職人がかめつぼのもろみを丁寧にかき混ぜた。

 9月から始まり、11月末ごろまで続く。10月上旬に新酒を出荷した。かめ仕込み、木だる蒸留の伝統製法。市文化財ガイドブックによると、石蔵には地元の加治木石が使われ、目地を薄くして積み上げてある。温・湿度が一定に保たれ、醸造に最適という。川田庸平専務(39)は「こだわりの製法。ロックだけでなく、お湯割りで香りを楽しんでほしい」と話す。

 石蔵の2階は展示施設があり、製造工程や歴史を学べる。要予約、無料。0995(67)1496