時計 2020/10/26 13:00

ミカンコミバエ幼虫確認 被害拡大阻止へタンカン、グアバ廃棄進む 鹿児島・徳之島

果実を廃棄する農家=25日、徳之島町母間
果実を廃棄する農家=25日、徳之島町母間
 果実・果菜類の害虫ミカンコミバエの幼虫の寄生が確認された徳之島町は、被害拡大を防ごうと、寄主植物になる果実の廃棄を進めている。25日は町が準備した埋設場所に、農家が次々とタンカンやグアバを持ち込んだ。

 対象は幼虫が確認された場所に近い母間、下久志両集落。下久志の60代農業男性は約60キロのタンカンを運び込み、「2月の出荷を前に寄生が広がれば数百万円の損失になる。何とか食い止めたい」と話した。

 同町での幼虫の確認は2015年以来。当時、緊急防除の対象となった奄美大島では、一部果実を島外に持ち出せず、廃棄を余儀なくされた。徳之島は緊急防除の対象外だったが、警戒感が広がり、自主的に果実を廃棄する農家や住民もいたという。

 町によると、24、25日の2日間で果実約3トンが廃棄された。

 ミカンコミバエの幼虫の寄生は、南大隅町と指宿市でも見つかっている。