時計 2020/10/26 23:00

鹿児島市の天文館でPCR検査始まる 飲食500店スタッフ対象

PCR検査を前に報道陣に公開される管理棟=鹿児島市の天文館公園
PCR検査を前に報道陣に公開される管理棟=鹿児島市の天文館公園
 鹿児島市は26日、同市天文館地区の新型コロナウイルス感染者を調べるPCR検査を始めた。9月にクラスター(感染者集団)が発生したクラブ2店がある天文館文化通りと二本松馬場通りの飲食店など約500店のスタッフらが対象。11月6日まで天文館公園内に設けた会場で検体を採取する。

 鹿児島市は、9月発生のクラスターやその後の天文館関連では客への感染は少なく、店のスタッフ間でうつっているのが特徴とし、検査の目的を「スタッフに感染が広がっていないかの確認と、天文館全体の対策の向上」と説明した。

 通り会などからも検査の要請があった。天文館連絡協議会の竹山晋作専務理事(43)は「感染防止対策を進めて、前向きに営業するための機会にしたい」と話した。

 26日午後3時半ごろには、検体採取の会場前に検査を受けに来た人の列ができた。視察に訪れた森博幸市長は「協力に感謝している。多くの人に検査を受けてもらいたい」と述べた。

 市は「人数を公表することで検査を控える人がいるかもしれない」として同日の検査人数を公表しなかった。計1250人を想定している。

 検査は事前に申し込み、指定された日時に受ける。無料。陽性者は通常の検査で確認された感染者と同様に、年代や性別などを公表する。市は検査を受ける店に過去2週間分の利用客名簿の作成・保管を求めている。感染者が確認された場合の調査に使う。名簿があれば接触者を特定できるため店名の公表はしない。