時計 2020/10/27 20:00

空き物件が交流の場に変身! 霧島市福山で老朽ビル改修

通り沿いの空き物件をガラス張りの共用スペースに改修した板元幸仁さん(右)と友人=霧島市福山町福山
通り沿いの空き物件をガラス張りの共用スペースに改修した板元幸仁さん(右)と友人=霧島市福山町福山
 霧島市福山の写真館経営板元幸仁さん(34)は、地元の空き物件を共用オフィスやイベントに使えるスペースに改修した。地域活性化に取り組む徳島県神山町を訪ねたのを機に「地元の人が集う場をつくり、町を元気にする一歩にしたい」と奮起。長年シャッターが下りていたビル1階を一面ガラス張りに変え、開放的な空間をつくりあげた。

 福山高校を卒業後、隼人の写真店勤務などを経て2年前にUターン。2階建ての古い空きビルを借り、今年2月、2階に事務所兼スタジオを構えた。だが新型コロナウイルスで仕事は急減。空いた時間で、使っていなかった1階を片付け始めた。

 「農家の野菜が並ぶ無人販売所にでもするつもりだった」が、7月に考えが変わる。神山町を視察する市議にカメラマンとして同行。古民家を改装して共用オフィスをつくったり、IT企業を誘致したりと、福山と同じ人口5000人規模の町で住民主体のまちづくりが進む姿に刺激を受けた。

 鹿児島に戻ると早速、地元の友人6人の力を借りて1階改修に着手した。室内の引き戸を外し、ペンキ塗りや床のコンクリート打ちを自分たちで手掛けた。ガラス設置はクラウドファンディングで80万円余りが集まった。

 市消防局福山分遣所向かいの通り沿いで、広さ約30平方メートル。「場所を選ばずにできる仕事や各種教室に使ってもらえたら。町にあるものを生かし、若者が減る地元に恩返しする取り組みを続けたい」と話す。利用料は個人1日千円、団体1時間千円。無料Wi-Fi(ワイファイ)の利用も可能。板元さん=090(1178)1575