時計 2020/10/31 06:30

臥蛇島で着上陸訓練開始 日米共同、尖閣諸島の防衛想定

自衛隊ヘリを使い、十島村・臥蛇島に上陸した陸自隊員(防衛省統合幕僚監部提供)
自衛隊ヘリを使い、十島村・臥蛇島に上陸した陸自隊員(防衛省統合幕僚監部提供)
 十島村の無人島・臥蛇島で30日、日米共同統合演習の一環として着上陸訓練が始まった。訓練は敵国に奪われた島の奪還を目的に自衛隊ヘリや米輸送機オスプレイで隊員を島に送り込み、上陸して敵に対処する内容。緊迫化している沖縄県・尖閣諸島の防衛を想定しているとみられる。

 防衛省によると、離島防衛を専門とする陸上自衛隊の水陸機動団ら約100人、米海兵隊約40人が参加。今回の統合演習で海上自衛隊鹿屋航空基地(鹿屋市)を拠点としているオスプレイ4機のうち2機が加わった。

 訓練では島から十数キロ離れた海域を航行する日米の艦艇にオスプレイや自衛隊ヘリが着艦。隊員を乗せて島の上空まで運び、上陸した。海上からボート部隊も島に入り、戦闘訓練を行った。同省はヘリで上陸した水陸機動団が小銃を携え移動する写真を公開した。

 臥蛇島での演習は27日に始まり、11月3日まで。着上陸訓練は1日までを予定する。十島村によると、住民から騒音や飛行などに関する苦情は入っていない。