時計 2020/10/31 12:00

発熱受診11月から新体制 鹿児島県は813機関指定 コロナ、インフル同時流行に備え

 鹿児島県は30日、新型コロナとインフルエンザの両ウイルスの同時流行に備えた受診・相談の体制変更について、11月1日から実施すると発表した。これまで発熱患者の診療と検査を担ってきた帰国者・接触者外来を廃止し、県は813の「診療・検査医療機関」を指定。保健所が担ってきた相談業務は全医療機関が受け持ち、保健所の負担軽減を図る。

 県の調査に対し、希望する意向を示した医療機関をすべて指定した。全医療機関の約6割に上る。県内に九つある2次医療圏別では鹿児島321、南薩83、川薩65、出水39、姶良・伊佐131、肝属74、曽於38、熊毛18、奄美44。

 指定した医療機関名の公表の有無は決まっておらず、県健康増進課は「医師会など関係団体などと協議中」としている。

 相談する医療機関が分からない発熱患者には、これまで受け付けてきた保健所の帰国者・接触者相談センターが「受診・相談センター」に名称を変更し、対応する。休日・夜間には、同センターの役割を地域の医師会や医療機関が代替することも可能で、県健康増進課は11月下旬までに指定する。

 県は診療・検査医療機関に指定した医療機関への通知を30日から始めた。指定を希望した鹿児島市の40代男性開業医は「まだ指定通知書が届いておらず、運用に必要なフェースシールドや防護具など機材の準備もできていない。自院が機能するのは11月中旬になると思う」と話した。

 厚生労働省は全都道府県に対し、10月中の新たな体制整備を求めていた。