時計 2020/11/06 09:00

与論クラスター拡大計25人 高齢者施設関連も計15人に 新型コロナ5日発表、鹿児島県内17人確認 累計505人

与論町で確認されたクラスターで店名を公表する地頭所恵くらし保健福祉部長=5日、県庁
与論町で確認されたクラスターで店名を公表する地頭所恵くらし保健福祉部長=5日、県庁
 鹿児島県は5日、与論町で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)発生を確認したと発表した。同日、関連する15人の感染を公表。うち1人は龍郷町在住。4日までの感染者を含め同クラスターは計25人になった。与論町でのクラスター確認は7月に続き2例目。県内では8例目。このほか、県は曽於市の感染者1人を確認。鹿児島市は1人の感染を発表した。県内の累計感染者数は505人となった。

 クラスター25人のうち、同町茶花の接待を伴う飲食店「ラウンジ Rose(ローズ)」に関係する感染者を店員3人、利用客7人、その濃厚接触者ら4人の計14人確認したことから、県は同店を中心にクラスターが広がったとみて店名を公表した。10月18日~11月1日に同店を利用した人に保健所などへの連絡を呼びかけた。感染対策が不十分だったとみられる。

 県が5日発表した与論町在住の感染者は男性が30代2人、50代6人、60代2人、70代1人。女性は10歳未満、20代、50代が各1人。龍郷町在住者は50代男性。4人は同日、県本土の医療機関に搬送され、11人は自宅待機中。

 県は5日、厚生労働省へクラスター対策班の派遣を要請。同日までに与論町へ医師と保健師を派遣した。
 曽於市の感染者は20代男性で、行動歴などは調査中。

 鹿児島市が発表した感染者は高齢者施設のクラスター関連の40代女性。症状はなく、1日公表の80代女性と接触があった。同クラスター関連は計15人。

 与論町では7~8月にも飲食店や病院などに広がるクラスターが発生。県内で56人の感染者が確認された。県は伝統的な回し飲みである「与論献奉」や発症後も勤務を継続したことなどが要因とした。

 4日時点で10人が医療機関に入院中で、うち2人が中等症。宿泊施設に13人が入所している。自宅待機1人。退院・退所は464人で、うち死亡は13人。