時計 2020/11/20 10:45

天文館PCR全員陰性 飲食店など受検229人、鹿児島市想定の2割弱 新型コロナ 

 鹿児島市は19日、天文館地区の飲食店従業員らを対象に、10月26日~11月4日に実施した新型コロナウイルスのPCR検査を63店舗の229人が受け、全員陰性だったと発表した。市が当初1250人としていた想定の2割弱にとどまった。

 9月にクラスター(感染者集団)が発生した2店舗がある天文館文化通りと二本松馬場通りの約500店が対象。天文館公園に検体採取場を設けて4日間実施した。

 受検者が少なかったことについて市は「クラスター発生から1カ月以上経過しており、感染者が確認された場合、店や天文館のイメージダウンにつながると考えて受検を控えた店舗があった」と分析。「発生後、速やかで幅広い検査の検討が必要」とした。

 全員陰性だったことなどからクラスターは収束したと判断した。関連の感染者は35人。市が身元を把握している33人中29人が店のスタッフと関係者で、客は4人だったことから「バックヤードなどでのマスク着用や換気が不十分だったのが要因」と結論づけた。

 新たなクラスターの防止に向けて、市保健予防課の土屋幹雄課長は「客がマスクをせずに大声で話したり、飛沫(ひまつ)防止の仕切りを外すケースが報告されている」として、店側の感染対策に加え、客の協力の必要性を訴えた。