時計 2020/11/26 23:00

旧石器時代、プロ野球キャンプ… 日置・湯之元の歴史絵巻に 地元出身の友野さん作成

温泉街として賑わい、プロ野球キャンプも行われた昭和時代の場面
温泉街として賑わい、プロ野球キャンプも行われた昭和時代の場面
 日置市東市来町湯田出身の元美術教師友野勝彌さん(77)=鹿児島市西陵5丁目=が、地元の湯之元一帯の歴史を紹介する水彩画の絵巻を描き、湯田地区公民館に寄贈した。旧石器時代から昭和に至る歴史を幅30センチ、全長約18メートルにまとめた力作。12月18日まで公民館に展示している。

 絵巻は2本組。旧石器時代のナイフ型石器が出土した「市ノ原遺跡」の狩猟生活に始まり、諏訪神社創建(1197年)、湯田小学校の前身となる達志舎設立(1870年)、プロ野球キャンプもあった昭和30~40年代の温泉街の様子など、湯之元の歴史の流れが、生き生きとしたタッチで描かれている。

 友野さんは数年前、「東市来町誌」を読んだのをきっかけに、湯之元の歴史を調べていた。新型コロナウイルス禍で家に居ることが増えた今年3~5月、当時の人々の生活を想像したり、自分の記憶をたどりながら絵にした。

 展示では絵巻の下に説明文も添える。友野さんは「先史時代から脈々と人々の暮らしが続いていることに感銘を受けた。地域の人にも見てほしい」と話している。公民館の開館は平日午前8時半~午後5時。