時計 2020/11/28 14:00

指宿で竜王戦第4局 鹿児島ゆかり羽生九段1勝3敗に 「逆転の3連勝を」ファン期待

豊島将之竜王に敗れ感想戦で対局を振り返る羽生善治九段=27日午後6時半、指宿市の指宿白水館(代表撮影)
豊島将之竜王に敗れ感想戦で対局を振り返る羽生善治九段=27日午後6時半、指宿市の指宿白水館(代表撮影)
 将棋の第33期竜王戦7番勝負の第4局が27日、指宿市の指宿白水館で再開され、先手の豊島将之竜王(30)が113手で、挑戦者の羽生善治九段(50)を破った。対戦成績を3勝1敗とし、初防衛まであと1勝とした。羽生九段は前人未到の通算タイトル獲得100期を目指している。

 祖父が種子島出身の羽生九段は2017年、指宿での対局で竜王を奪取し史上初の永世七冠を達成。タイトル獲得記録を99期に更新したが、その後はタイトルに縁が無く、通算100期達成は足踏み状態が続いている。

 鹿児島県内の将棋ファンは、後がなくなった郷土ゆかりの羽生九段の反転攻勢を信じ「まだまだこれから」「3連勝を」とエールを送った。

 伊佐市大口で将棋教室を開く原口卓美さん(69)は、対局があった指宿白水館(指宿市)の大盤解説会で勝敗の行方を見守った。午後6時20分すぎ、羽生九段が投了すると、「まだまだ逆転できる。100期獲得を信じている」。解説会に家族で参加した鹿児島市の中郡小6年、下大迫紀幸君は「厳しくなったが可能性はある。3連勝でタイトル奪取してほしい」と話した。

 25日の歓迎会で、全校で両棋士を出迎えた指宿市の今和泉小学校の平川了二校長(57)は「指宿で大勝負がありうれしい」と地元開催を喜ぶ。豊島竜王リードの展開には「もっと多くの対局を見たい」と話し、羽生九段の巻き返しに期待した。