時計 2020/11/28 23:00

バリアフリー化に向け観光学ぶ 霧島のNPO法人が障害者と大隅巡り

地元ガイドの説明を聞く参加者=肝付町の内之浦宇宙空間観測所
地元ガイドの説明を聞く参加者=肝付町の内之浦宇宙空間観測所
 霧島市隼人のNPO法人eワーカーズ鹿児島は、障害や年齢に関係なく旅行を楽しめる「ユニバーサルツーリズム」の実地研修を肝付町で開いた。町内外の障害者や介助者らが観光地を回り、バリアフリー化に向け意見を交わした。

 県が同法人に委託するユニバーサルツーリズム促進事業の一環。障害の有無に関わらずスポーツを楽しむ肝付町の「パラスポおおすみ」が協力して、21日にあった。

 視覚や聴覚、四肢に障害のある6人が高山三幸観光(同町)のエレベーター付き大型バスに乗り、内之浦宇宙空間観測所と町役場内之浦支所のロケット関連展示場を回った。手話通訳者も同行した。

 参加者からは「初めての訪問で大変新鮮だった」「行程に乗車時間の余裕がほしい」との意見が出た。視覚障害がある同町の外園健次さん(49)は「観測所は敷地が広くてイメージしづらい。音声ガイドがあればいいと思った」と話した。

 共催した町社会福祉協議会の津代幸一郎事務局長(57)は「薩摩半島に比べ、バリアフリー化が遅れている大隅でも楽しめることはある。旅行商品化に向け、できることを進めたい」と語った。