時計 2020/11/29 12:00

県宿泊助成3割未使用 コロナ感染拡大で旅行控え

【関連表】宿泊助成の利用状況
【関連表】宿泊助成の利用状況
 鹿児島県の観光支援策「ディスカバー鹿児島キャンペーン」の宿泊助成事業(6月20日~10月18日)で、第1弾、第2弾で発行した宿泊券計4万枚のうち、27.8%に当たる1万1102枚が未使用だったことが28日、県への取材で分かった。新型コロナウイルス感染拡大による利用の変更と自粛、旅行控えが影響したとみられる。

 県によると、未使用枚数(16日時点)は地区別で、規模の大きい施設8千枚中2246枚(未使用率28.1%)、鹿児島・指宿・霧島の3市エリア2万枚中4586枚(同22.9%)、種子屋久・奄美6千枚中3117枚(同52%)、その他エリア6千枚中1153枚(同19.2%)。

 使用期間別では、いずれも2万枚発行した第1弾(6月20日~9月15日)3969枚(同19.8%)に対し、第2弾(8月28日~10月18日)は7133枚(同35.7%)に増えた。

 県観光課は3割近くになった未使用率について、コロナ拡大で使用自粛を4回要請した点を挙げ「旅程変更ができず利用を断念したケースも推測される」と説明。現在宿泊者を対象にしたアンケートを実施中で、近く結果をまとめる。事業の経済効果についても分析可能か検討する。

 同事業は経営環境が悪化した宿泊事業者の支援が目的で、県民の県内宿泊に1人最大1万円を補助した。当初の事業費は予算ベースで、委託事務費約3600万円を含む4億6600万円。