時計 2020/11/29 20:00

児童確保へゴルフクラブ開設 2月から課外活動 横川・佐々木小

力強いスイングでボールを飛ばす佐々木小学校の児童=霧島市横川のかごしま空港36カントリークラブ
力強いスイングでボールを飛ばす佐々木小学校の児童=霧島市横川のかごしま空港36カントリークラブ
 霧島市横川の佐々木小学校に来年2月、「佐々木こどもゴルフ倶楽部」が誕生する。児童数の減少を受け、他校にない特色を打ち出し、校区外から特認生を呼び込もうと地域一丸で考えた。週に1回、放課後の1~2時間に近くのゴルフ場などでプロや住民からレッスンを受ける。

 同校の児童は3年前まで20人以上いたが、現在は4~6年生9人のみ。危機感を抱いた住民や学校、行政の約40人が昨年から協議を重ねてきた。かごしま空港36カントリークラブが近くにあり、得意な住民も複数いるため、倶楽部開設を決めた。

 36クラブも協力。月1回、無料で練習場所を提供し、山下勇一朗プロ(50)が教える。他の日は住民が学校で指導。使わなくなったアイアンやドライバーを集めて子ども用に作り替えた。

 児童8人が11月16日、36クラブを訪れ、練習場でパッティングやショットを体験した。クラブの握り方や姿勢の助言をもらうと、全員初挑戦と思えない快音も響きだし、会場は大盛り上がり。見守った大人たちから「ナイス」「ここからプロが生まれるかも」と声が飛び交った。

 5年の藤田ことみさんは「遠くまで飛ぶとすかっとして気持ちいい。これから楽しみ」と魅力にはまった様子。佐々木地区自治公民館長の藤田純世さん(69)は「生涯プレーできるスポーツ。子どもたちに楽しんでもらいながら、学校を守る打開策になれば」と期待する。