時計 2020/12/05 20:00

「目玉模様」超希少ウミウシ展示 「日本では片手で数えるほど」 かごしま水族館

展示中のガンモンフシエラガイ。桜島沿岸で見つかった=鹿児島市のかごしま水族館
展示中のガンモンフシエラガイ。桜島沿岸で見つかった=鹿児島市のかごしま水族館
 鹿児島市のかごしま水族館で、日本で発見されるのは極めて珍しいウミウシの一種「ガンモンフシエラガイ」が2匹展示されている。全日本ウミウシ連絡協議会(全ウ連)の中野理枝理事長は「日本で見つかったのは片手で数えるほどで、温帯地域では初と思われる。国内の水族館で展示されるのも初めてでは」と説明する。

 全ウ連によると、ガンモンフシエラガイは、インドネシアやフィリピンなどに生息し、赤紫色で目玉のような模様があるのが特徴。国内ではほとんど見つかった例がなく、2018年に和名が付いたという。

 展示中の個体は体長16センチ。他のウミウシに比べて大きい。飼育員の西田和記さん(33)が11月24日、桜島沿岸の海中で見つけた。鹿児島湾で約500種のウミウシを見つけてきたという西田さんは「一生出会えないと思っていたので幸運だった」と話す。

 生態などは解明されておらず、手探りの飼育が続いているという。「複数の餌を試したが、どれも食べていない。いつまで見られるか分からないので、早めに来館してほしい」と呼び掛ける。7~10日は休館。