時計 2020/12/24 23:00

塩田鹿児島県知事、越境帰省自粛求めず 「警戒基準に従い対応」

新型コロナ対策を求めるメッセージを発表する塩田康一知事=鹿児島県庁
新型コロナ対策を求めるメッセージを発表する塩田康一知事=鹿児島県庁
 鹿児島県の塩田康一知事は24日、年末年始に向け県民に新型コロナウイルス対策を呼び掛けるメッセージを発表した。県境を越えた移動自粛や飲食店の営業時間短縮などの行動制限は「現時点でお願いする段階にない」とし、感染拡大地域からの帰省や往来の一律自粛は要請しなかった。

 県が設定する「警戒基準」で現在は4段階中のステージ2(感染者漸増)。3(急増)に上がれば行動制限を検討するとしている。

 県内医療機関に入院中の感染者は23日時点で45人、確保病床使用率は13.2%。塩田知事は「負担感は増しているが医療体制は逼迫(ひっぱく)していない」と説明し、経済と安心安全の両立を強調した。「警戒基準に従うことで県民の理解を得られ、制限も納得してもらえる」と述べる一方、感染者が急増した際のステージ引き上げの可能性も視野に「感染拡大や病床の状況を緊張感を持ち注視する」とした。

 首都圏や関西、中部圏との往来は「必要性を各自判断してほしい」。移動時は体調管理やマスク着用に加え、休暇の分散取得、混雑時期の回避も求めた。

 飲食業支援策「Go To イート」のプレミアム付き食事券販売・利用や県独自の需要喚起策も続ける。忘年会のような会食は「普段から一緒にいる人と少人数、短時間で開き、食べる時以外はマスクを」と促した。

 県庁への年末年始のあいさつ回りは制限しない。ただ「必要最低限で密にならないような配慮を」と要請した。 
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