時計 2020/12/27 11:30

「コロナが身近に」「街中でなく、こんな田舎で」… 郊外の会食クラスター発生 地元住民、驚きや不安 鹿児島・鹿屋

鹿屋市の飲食店で発生したクラスターについて発表する地頭所恵・鹿児島県くらし保健福祉部長=26日、県庁
鹿屋市の飲食店で発生したクラスターについて発表する地頭所恵・鹿児島県くらし保健福祉部長=26日、県庁
 「まさかこんな所で」-。鹿屋市の中心市街地から離れた同市大姶良町の飲食店で、会食による新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が確認された26日、地元住民からは驚きや不安の声が聞かれた。

 クラスターが発生した飲食店は、中心市街地から車で15分ほどの郊外にあり、周辺には田畑が広がる。交通量の比較的多い県道沿いに位置し、昼間は運送業者をはじめ町外の利用者も多いという。

 店を知る隣町の70代自営業男性は「街中の飲食店ではなく、こんな田舎で発生するなんて想定外」と驚く。

 地元の40代主婦は、地方に住んでいることによる気の緩みを指摘する。「忘年会をする話もちょくちょく聞いていた。コロナが身近に迫っていると改めて実感し、これまで以上に気をつけなければと強く思った」と話した。

 市はクラスター発生を受け、大人数での会合や会食、人が集まる行事への参加を控えるよう行政放送やホームページで周知。中西茂市長は「自らのこととして感染防止対策に十分配慮し、穏やかで静かな年末年始を過ごしてほしい」とのコメントを出した。