
県内静かな年明け 密避けコロナ収束願う
初詣に訪れる参拝客=鹿児島市の照国神社
■家族の健康願う
県内の神社には1日、新型コロナウイルスの収束や家族の健康などを祈る参拝客が訪れた。鹿児島市の照国神社は密を避けるため、旧年中に縁起物を授ける「幸先詣(さいさきもうで)」で初詣の分散を呼び掛けていたこともあり、例年大鳥居まで続く列ができなかった。
境内ではマスク着用や会話を控えるよう促すアナウンスを流し、33カ所に手指用の消毒液を設置するなどの対策を取った。熊本県から同市の実家に帰省していた会社員田中直行さん(36)は「コロナが収束し、皆が笑顔で過ごせる一年になってほしい」と願った。
■開店待ち少なく
鹿児島市のマルヤガーデンズは2日が初売り。福袋の予約販売、イベント開催を午後にずらすなどしたため、開店待ちは昨年の5分の1の約100人だった。午前9時半のオープン前に枕崎市の「火の神乙女太鼓」が演奏を披露。鹿児島市の内宮広子さん(83)は「技術も高く、熱気に圧倒され、体中温まる感じ」と声を弾ませた。
同市の山形屋も混雑緩和を徹底し、福袋の手渡しは4日以降。入り口の数を制限し、来店者には検温を実施した。「福袋はないけれど、初売りは毎年の楽しみ。気分が明るくなる」と娘と訪れた同市の土器薗すみ江さん(77)。同市のアミュプラザ鹿児島は1日が初商いだった。
■大だこに歓声
鹿児島市のマリンポートかごしまは2日、「密」を避ける家族連れでにぎわい、上空には色とりどりのたこが泳いだ。「桜島凧(たこ)の会」代表の原田武俊さん(76)が大だこや連だこを揚げると子どもたちから歓声が上がった。
連だこの糸を手にした南九州市霜出小2年の内園旺佑君(8)は「持ってみたら力強くて驚いた。カラフルできれい」と喜んだ。父親と来た鹿児島市桜丘東小学校2年の小石真維さん(8)は、ディズニープリンセス柄のたこを揚げ、「高く飛んでうれしい。今年は料理が上手になりたい」。
■着物姿で散策
県内外の観光客でにぎわう鹿児島市の仙巌園は2日、昨年の3割程度の人出。三が日は着物で来場すると入園無料とあって和服姿で散策する人も目立った。
娘、孫と3世代そろった同市の黒江一子さん(80)は、正月気分を楽しもうと訪れた。それぞれ華やかな花柄の着物を身に付けて桜島をバックに記念撮影。その場でカレンダーにしてもらった。「まず健康でいることを大切に、穏やかに過ごしたい」と話した。
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