時計 2021/01/08 10:00

「宮崎緊急事態宣言」生活どうなる、飲食店悲鳴 コロナ感染急増の都城市閑散 隣町の鹿児島・曽於市も厳戒「恐怖身近に」

9日からの臨時休館を知らせる都城市立図書館内の掲示板。利用者は日頃より少ないという=7日午後2時半ごろ
9日からの臨時休館を知らせる都城市立図書館内の掲示板。利用者は日頃より少ないという=7日午後2時半ごろ
 宮崎県が新型コロナウイルス感染拡大を受けて独自の緊急事態宣言を出した7日、多数の感染者が確認されている都城市の飲食店主らは「第1波、第2波とは全く違う危機感がある」と口をそろえた。通勤・通学や買い物などで生活圏を同じくする曽於市民も「市内でも感染者が相次いでおり、ウイルスが身近に迫っている怖さがある」と不安を募らせる。

 都城市は同日までに、市立図書館など公共施設200カ所の閉鎖を決めた。酒類を提供する飲食店には、午後8時までの時短営業を要請する。宮崎県飲食業生活衛生同業組合都城支部によると、加盟する約200店の大半が通常午後8時以降の開店。このため9割が休業する見通しだ。

 都城市の繁華街・牟田町で店を構える井之村三郎副支部長(77)は「開業して55年、これほどの苦しさは経験したことがない」。時短要請には理解を示しつつ「組合員から閉店の相談も増えている。いっそのこと休業要請にして協力金を上積みできないか」と訴えた。

 曽於市は7日午前、対策本部会議を開き、公共施設の閉鎖について都城市と歩調を合わせる方向を確認した。8日までに対象施設の洗い出しを終える方針。市民にはコミュニティーFMを通じて感染急増圏域(都城市、宮崎県三股町)への外出自粛を求めた。

 都城市の企業に勤める曽於市財部在住の女性(27)は「感染するのではないかという怖さはあるが、仕事は休めない。今は万全の対策を取るしかない」と厳しい表情。同市末吉の男性(78)も「市内の感染者も年末から続出している。早く収束してくれればいいが」と話した。