
「家にいるお邪魔虫はごく一部。大半は色がきれいで、国外ではペット」国内35年ぶりの新種を発見した准教授のゴキブリ愛 【かお】

国内で35年ぶりにゴキブリの新種を発見した鹿児島大学准教授の坂巻祥孝さん
国内で35年ぶりにゴキブリの新種「アカボシルリゴキブリ」「ウスオビルリゴキブリ」を南西諸島で発見し、日本動物学会の学会誌オンライン版に掲載された。「家にいるお邪魔虫のゴキブリはごく一部でしかない。大半は森や洞窟で暮らし、色がきれいなもの、国外ではペットとして飼われたり、子育てを熱心にしたりする種がいることを知ってほしい」と語る。
ゴキブリの幼虫4匹を無人島で偶然見つけたのは2005年。専門外ながら研究をこつこつ続けてきた。2年前には「ゴキブリスト」として知られる柳澤静磨さん(25)=静岡・竜洋昆虫自然観察公園職員=と知り合い、熱量を一層上げた。
専門は害虫学、昆虫分類学。ガの研究が本業で、新種20種を発見した。国内で昆虫の新種が見つかるのは年に200~300種ほどで「調べたら切りがなく無限の楽しさがある一方、虫の分類は論文引用などで反響があるのは10~30年先という世界。今回、同業者十数人からすぐ反応があり、ゴキブリまで書いたのかと驚かれている」と明かす。
埼玉県上尾市出身。北海道大で生物を専攻。ガの研究で名高い久万田敏夫教授と出会い、爪先ほどのガを顕微鏡でのぞき、緻密でリアルな絵に仕立てる職人芸に魅了された。大学院を経て1999年に鹿児島大農学部に助手として赴任、仕事も趣味も研究という日々だ。鹿児島市内に妻、高校生の長女と3人暮らし。「めいっ子からゴキブリ博士と呼ばれるようになった」と笑う51歳。
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