時計 2021/01/21 07:00

新たな感染は10代~90歳以上の男女59人(垂水市32、鹿児島市14、鹿屋市5、霧島市1、姶良市1、曽於市1、志布志市1、大崎町2、愛知1、福岡1)新型コロナ20日発表、鹿児島県内累計1460人

垂水市の高齢者施設で発生した新型コロナウイルスのクラスターについて説明する地頭所恵・県くらし保健福祉部長=20日、県庁
垂水市の高齢者施設で発生した新型コロナウイルスのクラスターについて説明する地頭所恵・県くらし保健福祉部長=20日、県庁
 鹿児島県と鹿児島市は20日、新型コロナウイルスの新たな感染者59人を確認したと発表した。県内の1日当たりの発表数は昨年12月9日の40人を上回り過去最多。垂水市の市立介護老人保健施設コスモス苑で入所者、職員ら39人の感染が確認され、県は20例目のクラスター(感染者集団)と判断した。

 県によると、コスモス苑関連の感染者は19日発表の2人と20日発表の37人で、職員10人、入所者28人、通所利用者1人。感染した入所者の多くは無症状だが、高齢者は症状が悪化しやすいため、入院させる方向で調整を進めている。

 通所利用者らPCR検査の結果が出ていない人が約60人いるほか、感染した職員の親族らの検査も進める。感染経路について、地頭所恵・県くらし保健福祉部長は「入所者が外部に出ることは考えられず面会も制限されていた。外部の人からの感染の可能性が高い。職員やデイサービス、ショートステイなどで施設に入る人の健康チェックをしっかりしてほしい」と話した。

 営業自粛など施策を検討するための警戒基準のステージ判断は「現時点ではステージ2だが、病床占有率や療養者数、新規感染者数の指標の増加を懸念している。重症者用病床の占有率も上がるリスクが大きくなっている」として、専門家の意見なども踏まえて判断する考えを示した。

 病床確保計画に基づく病床の確保状況は現在フェーズ3(即応病床208床、準備病床137床)。345床を即応病床にする「4」への引き上げについては「病床の占有状況を見ながら検討していく」と述べた。

 県と鹿児島市が20日発表した感染者は10代~90歳以上の男女で、県が48人、市が11人。居住地は垂水市32人、鹿児島市14人、鹿屋市5人、大崎町2人、霧島、曽於、志布志、姶良の各市1人、福岡、愛知両県が各1人だった。

 県内の累計感染者数は1460人。19日時点で入院92人のうち重症は2人、中等症は25人。69人が宿泊施設に入所し、4人が自宅待機している。退院・退所は1236人で、うち死亡は15人。