時計 2021/01/23 10:00

コロナ警戒基準「3」 鹿児島県が「感染拡大警報」 5市飲食店に時短要請、協力金1店舗56万円

記者会見で警戒基準引き上げについて説明する塩田康一知事=22日、鹿児島県庁
記者会見で警戒基準引き上げについて説明する塩田康一知事=22日、鹿児島県庁
 鹿児島県は22日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、県の警戒基準をステージ3(感染者急増)に引き上げ、新たに「感染拡大警報」を発令した。25日から発令期間が終わる2月7日まで、店舗数が多い鹿児島、薩摩川内、霧島、鹿屋、奄美の5市の飲食店に午前5時~午後9時(酒類提供は午前11時~午後8時)の営業時間短縮を要請した。対象は約1万2千店。

 テークアウト(持ち帰り)やデリバリー(配達)の営業形態、ネットカフェ、漫画喫茶は要請対象外。2週間の時短に応じた事業者に、1店舗当たり56万円の協力金を支払う。警戒基準引き上げに伴い、国の緊急事態宣言対象を含む感染拡大地域(直近1週間の10万人当たりの新規感染者数が15人以上)への不要不急の往来自粛も求めた。対象地域は宮崎、熊本など24都道府県(20日現在)。

 塩田康一知事は引き上げの理由を「重症化リスクのある高齢感染者が増加し、長期入院で医療提供体制が逼迫(ひっぱく)しかねない」「クラスター(感染者集団)による感染者の割合が減り、市中感染が広まっている可能性がある」と説明した。

 感染拡大警報は、県民に注意を促し感染防止対策への協力を求める目的で創設した。警戒基準がステージ2(漸増)以下にならなければ解除されず、時短要請期間も延長される見通し。塩田知事は遅くとも2月5日までに改めてステージを判断する考えを示した。

 県は中小企業の事業継続のため独自の支援金も給付する。時短協力金と合わせ総額約30億円を専決処分する。

 時短要請に関する問い合わせは099(248)8442。土日を含む午前9時~午後6時に受け付ける。