時計 2021/01/26 06:30

特別天然記念物アマミノクロウサギ 20年事故死過去最多 奄美大島

国指定特別天然記念物アマミノクロウサギ
国指定特別天然記念物アマミノクロウサギ
 環境省は25日、世界自然遺産候補地・奄美大島で、国の特別天然記念物アマミノクロウサギの交通事故死が2020年は50件発生し、統計を始めた2000年以降、最多だったと発表した。同省は「生息域拡大のほか、個体数も増加している可能性がある」と分析、夜間運転時の注意を呼び掛けている。

 これまでの最多は17年の26件。死因不明の死骸も47件確認されている。

 徳之島の事故死は過去2番目に多い16件だった。

 事故が多かったのは、夜間観察スポットとして知られる奄美市住用の三太郎峠や瀬戸内町の網野子峠。大和村と宇検村にまたがる湯湾岳周辺など、事故が少なかった地域の県道や国道でも増加傾向にあるという。

 アマミノクロウサギは秋から繁殖期に入り、年明け以降は生後間もない幼獣が道路に出没する機会が増える。奄美野生生物保護センターは「ゆとりある運転を心掛けて。事故の多発地帯では一層注意してほしい」としている。