時計 2021/02/06 09:20

新型コロナ 鹿児島県、警戒ステージ3継続 高齢者入院高止まり 時短要請は8日から解除

警戒基準の判断について説明する塩田康一知事=5日、鹿児島県庁
警戒基準の判断について説明する塩田康一知事=5日、鹿児島県庁
 鹿児島県は5日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、県の警戒基準をステージ3(感染者急増)のまま継続することを決めた。全県に出した感染拡大警報の期間は予定通り7日までとし、鹿児島、薩摩川内、霧島、鹿屋、奄美の5市の飲食店に対する営業時間短縮の要請も7日で終了する。

 塩田康一知事は、基準継続の理由を「重症化リスクや長期入院が懸念される高齢者の入院が多く、医療従事者の負担感が解消されていない」と説明。県医師会からも3が妥当との意見があったと明かした。ただ、基準を引き上げた1月22日以降、新規感染者数が減少傾向で、時短要請の期間は延長しないと判断した。

 ステージ3継続に伴い、国の緊急事態宣言の対象10都府県と、感染拡大地域(直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数15人以上)の沖縄との往来自粛は引き続き求めた。

 会議では、大幅減収した事業者向けに創設した緊急支援金の拡充を決定。対象を絞った上で受給要件を減収70%以上から50%以上に広げ、最大30万円を給付する。時短協力金とともに、2月中に申請受け付けを始める。

 高齢者施設のクラスター(感染者集団)発生を防ぐ目的で、感染防止対策のチェックリストを新たに作成。各施設に10日までに点検するよう促した。

 観光需要喚起策「今こそ鹿児島の旅」事業は、県民向け旅行商品割引とプレミアム宿泊券の利用を8日に再開。受験や就職、転居など移動期を控え、塩田知事は体調管理の徹底や3密の回避を改めて訴えた。