時計 2021/02/17 09:30

英国型変異株3人感染 鹿児島県「冷静な対応を」 九州・沖縄で初確認 新型コロナ

鹿児島県内で初確認された変異株について会見する県くらし保健福祉部の地頭所恵部長=16日午後7時25分、県庁
鹿児島県内で初確認された変異株について会見する県くらし保健福祉部の地頭所恵部長=16日午後7時25分、県庁
 鹿児島県は16日、英国などで広がっている新型コロナウイルスの変異株に県内の女性3人が感染していることを確認したと発表した。九州・沖縄での変異株確認は初めて。

 県は2月上旬に3人の同ウイルス感染を確認。その後、変異株の感染が確認された県外在住者と接触があるとの情報を受け、国立感染症研究所(東京)へ検体を送付して、変異株を検出するPCR検査とゲノム解析を受けていた。

 県くらし保健福祉部の地頭所恵部長は「3人の濃厚接触者や接触者は特定されており、感染が広がる状況ではない。うわさなどに惑わされないよう冷静な対応を」と呼び掛けた。

 県によると、3人は知人。居住地や年代、国籍、感染確認日、接触者数などについて地頭所部長は「2月上旬は感染者数が少ないこともあり、個人の特定につながる」として明らかにしなかった。海外への渡航歴については「英国への滞在歴はなく、感染させる恐れのある期間中の海外滞在歴もない」と説明した。

 3人は現在、県内の医療機関に入院している。2人は軽症、1人は酸素投与を必要としない中等症。

 2人は県外の変異株感染者と接触があり、残る1人はこの2人の濃厚接触者にあたる。変異株の感染が確認された県外在住者の居住地についても、地頭所部長は「感染拡大防止の観点から必要ない」として公表しなかった。

【新型コロナウイルスの変異株】
 遺伝情報の一部が変異したウイルスで、これまでに英国や南アフリカ、ブラジルに由来するものなど複数のタイプが確認されている。人への感染に関わる表面のタンパク質が変わり、従来のウイルスよりも感染力が強いとされる。ワクチンの有効性に対する懸念も指摘されている。