時計 2021/02/19 10:00

コロナ経営破たん 鹿児島県内4、5例目 ダチョウ生産組合、レンタカー事業者破産申請へ

南日本新聞ニュース
 ダチョウの肉や卵などを生産販売する鹿屋市の鹿児島県オーストリッチ事業協同組合(安藤勝利理事長)が、鹿児島地裁に破産を申請する準備に入っていることが18日までに分かった。代理人は下村哲也弁護士(鹿児島市)で、負債総額は調査中。

 新型コロナウイルス感染拡大で都市部の飲食店の受注が回復せず、事業継続を断念したとみられる。東京商工リサーチ鹿児島支店によると、鹿児島県内のコロナ関連破たんは4例目。

 同支店などによると、組合は2011年に県内のダチョウ生産農家6人で設立。16年には専用と畜加工処理場を建設し、翌年からダチョウでは国内初となるISO22000や有機JAS認証を取得するなど増産体制を確立、都市部を中心に販売してきた。18年12月期は約5800万円を売り上げたが、組合員減少の影響もあり、19年には債務超過に陥っていた。同年12月期の負債総額は約1億4400万円。


 鹿児島空港近くで「リテノアレンタカー鹿児島空港店」を展開していた霧島市のワールウインド(木佐貫裕一社長)が、鹿児島地裁に破産申請する準備に入ったことが18日までに分かった。代理人は山本健太弁護士(福岡県直方市)で、負債総額は2億円弱の見込み。1月末に事業を停止し、従業員9人は解雇した。

 新型コロナウイルスによる空港利用者の減少に加え、感染再拡大で売り上げ回復の見通しが立たなくなったとみられる。東京商工リサーチ鹿児島支店によると、鹿児島県内のコロナ関連破たんは5例目。

 同支店によると、2010年に自動車販売・整備業として個人創業。法人化した15年にレンタカー事業に参入し、18年ごろから車両販売部門を縮小してレンタカー部門に注力していた。20年7月期の売上高は約7千万円。