時計 2021/02/23 06:30

きょうだい10人、合計822歳 家族史つづり絆確認 曽於・末吉の前原家

2019年3月、国内の9人が集まった時に撮った記念写真(前原正和さん提供)
2019年3月、国内の9人が集まった時に撮った記念写真(前原正和さん提供)
 曽於市末吉町南之郷の前原正和さん(93)は、10人きょうだい。市内外に暮らす弟妹も健在で、年齢は合わせて822歳に上る。毎春にほぼ全員が集まる「前原会」を企画し、家族の歴史をつづった冊子を配って絆を深めてきた。新型コロナウイルスの感染拡大で昨年から開けていないが、亡き両親に感謝しながらみんなで集まれる日を心待ちにしている。

 正和さんを筆頭に桐野愛子さん(91)、山口萬里子さん(89)、土橋悦子さん(87)、有馬更子さん(84)、金本伊佐子さん(81)、有馬夏子さん(78)、前原昭八郎さん(76)、柏木高子さん(73)、篠田知加子さん(70)と続く。正和さん、愛子さん、更子さんは曽於市内、悦子さんは姶良市、ほかのきょうだいは東京、福岡、佐賀、メキシコで暮らしている。

 父瑞穂さん、母美枝子さんの間に生まれたきょうだいは仲が良く、子どもの頃からほとんどけんかもしなかったという。正和さんは「父は実直で、母は奉仕精神にあふれていた。子どもたち1人1人に家の仕事を割り当て、協力する心を養ってくれた」と振り返る。

 前原会は10年ほど前から続いており、2年前もメキシコに住む高子さんを除く9人が霧島市のホテルに集まった。正和さんは会があるたびに両親、きょうだいとの思い出、朝鮮半島で過ごした戦前の記憶などを冊子にまとめ配ってきた。

 昨年もホテルを予約していたが、新型コロナの影響で急きょキャンセルに。正和さんは「感染が収束したら、またみんなで集まって思い出話に花を咲かせたい」と話している。