時計 2021/02/25 23:00

ニニギノミコトの伝説の地 笠狭宮跡に鳥居復元 南さつま

笠狭宮跡の朱色の鳥居と復元した住民ら=南さつま市加世田川畑
笠狭宮跡の朱色の鳥居と復元した住民ら=南さつま市加世田川畑
 ニニギノミコト(神武天皇の曽祖父)の住まいとの言い伝えが残る南さつま市の舞敷野(もしきの)集落の笠狭宮(かささぐう)跡に、朱色の鳥居が登場した。「昔は存在した」との証言をもとに、地元有志が復元。神話の里にふさわしい景観づくりを進めていく。

 神話のふるさと舞敷野を守る会(仮称)の約50人。笠狭宮跡を紹介するパネルを設置するため昨秋、入り口を掘ったところ、鳥居の礎石が出てきた。橋口雄一会長(82)ら複数のメンバーが、65年ほど前には鳥居が建っていたと記憶していた。

 笠狭宮跡の風景をよみがえらせよう、との呼び掛けに多数の住民が賛同し、寄付金が集まった。敷地を所有する市教委の許可を得て、塩ビパイプをつないで高さ3.7メートル、幅3.6メートルの鳥居を建立。朱色のペンキを塗った。

 ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメが愛を紡ぎ、海幸彦、山幸彦らが誕生したとされる伝説の地。永田隆志副会長(67)は「神話をイメージさせる重みある空間になった。いろいろ手を加えて、広く評価してもらえるようアピールしたい」と話した。
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