時計 2021/03/01 23:00

ワクチン接種にバスを 新型コロナで活用提案 南九州市・南薩観光

移動式ワクチン接種会場として、南薩観光が提案するリフト付き大型観光バスの車内=南九州市知覧町郡の同社
移動式ワクチン接種会場として、南薩観光が提案するリフト付き大型観光バスの車内=南九州市知覧町郡の同社
 南薩観光(南九州市)は、新型コロナウイルスワクチンの集団接種用に、リフト付き大型観光バスの活用を提案している。山あい集落の住民や高齢者ら交通弱者を対象に、移動式の接種会場として使う。1日、同社で報道陣向けのデモンストレーションを実施した。こうした提案は県内では初めてとみられる。

 同社によると、車いす利用者の観光などに対応するため2018年に導入した2台を使用する。バスは全長約12メートル。通常の乗降口1カ所のほか、車体左側にリフト乗降口1カ所を備える。車内に幅約3.5メートル、奥行き約8メートルのスペースを確保して接種作業ができる。

 2台1セットの運用を想定し、もう1台は接種後の経過観察に使う。空調機能により車内の空気は5分で入れ替わるという。

 菊永正三社長(52)は「売り上げが前年比8割減る中、既存車両を活用できれば」。営業活動を始めており、関心のある自治体向けに今後も実演をする予定。