時計 2021/03/01 22:00

鹿児島県内公立高校で卒業式 新たな世界での飛躍誓う

クラスを代表して卒業証書を受け取る生徒=肝付町の県立楠隼高校
クラスを代表して卒業証書を受け取る生徒=肝付町の県立楠隼高校
 鹿児島県内の多くの公立高校で1日、卒業式があった。人数制限や校歌斉唱の自粛などの新型コロナウイルス感染対策が取られる中、同級生や恩師との別れを惜しみ、新たな世界での飛躍を誓った。

 2015年に全寮制の中高一貫男子校として開校した肝付町の県立楠隼高校では、中学から入学した1期生と高校入学組の計56人がマスクを着用して出席。保護者の参列は各家庭1人、来賓、教職員ら約90人に制限された。

 新山剛校長は「この1年間はコロナ下でさまざまな困難があった。決してひるむことなく目標にまい進し、乗り越えてきた」と式辞。代表の坂元直英さんは「この6年間は初めてのことばかりで、高い壁にぶつかることもあった。仲間と過ごした記憶が一番の宝」とあいさつした。

 校歌は昨年同様、斉唱せず、CDを流したが、閉式後に卒業生全員がステージに上がり、歌と教員へのメッセージを披露した。西之表市出身の生田篤史さんは「全国から集まった仲間の多様な価値観に触れて世界が広がった。つらいことの方が多かったけど、成長できた」と振り返った。

 県教育委員会によると、飛沫(ひまつ)感染を防ぐため歌を斉唱する際など、生徒間の距離を十分保つよう求めた。公立高校の卒業式は例年1日実施がほとんどで、同日は57校であった。国公立大学の入試日程の関係で予行がずれ込むなどしたため、2日も鹿児島中央高校(鹿児島市)や川内高校(薩摩川内市)など13校で式が予定されている。