時計 2021/03/04 06:30

「コロナぶっ飛ばさんな」 悪疫退散、豊作願いお田植え祭 日置市

境内で繰り広げられるお田植え祭の田園劇=日置市東市来町湯田の稲荷神社
境内で繰り広げられるお田植え祭の田園劇=日置市東市来町湯田の稲荷神社
 日置市東市来町湯田の稲荷神社で3日、お田植え祭があった。農民に扮(ふん)した地元住民が、五穀豊穣(ほうじょう)や新型コロナウイルス退散を願って即興の田園劇を披露した。

 1221年創建の同神社で、200年以上続く伝統行事。田んぼに見立てた円陣に、テチョ(亭主)、カカ(妻)、オンジョ(隠居)が登場。田起こしや田植えの作業を、鹿児島弁でユーモラスに演じた。作業の合間の休憩では、手をアルコール消毒し、距離を保って座る演出も。「神様に頼んでコロナをぶっ飛ばさんな」と収束を願った。

 昨年に続き演芸などの催しは中止し、近くの住民らが見守った。テチョを演じた鍛治屋隆雄さん(70)は「大勢の観客と掛け合いできないのは寂しい。来年こそは、にぎやかにできたらいい」と話した。
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