時計 2021/03/05 10:00

大学生死亡事故 危険運転致死罪で起訴 鹿児島地検「信号無視、時速93キロ」

花が手向けられている事件現場=4日午後5時50分ごろ、鹿児島市大竜町の上本町交差点
花が手向けられている事件現場=4日午後5時50分ごろ、鹿児島市大竜町の上本町交差点
 鹿児島市大竜町の国道10号で先月、近くの鹿児島大学1年の男性(20)が車にはねられ死亡した事件で、鹿児島地検は4日、自動車運転処罰法違反(過失致死)と道交法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕・送検された姶良市平松、建設作業員の男(26)を、より量刑の重い自動車運転処罰法違反(危険運転致死)と、道交法違反(酒気帯び運転)の罪で鹿児島地裁に起訴した。ひき逃げについては捜査中としている。

 地検は被告の男が赤信号を無視した上、交通に重大な危険を生じさせる時速約93キロで運転していたなどとして、危険運転致死罪を適用した。事件現場の指定速度は時速50キロだった。

 起訴状などによると、被告は2月9日午前5時49分ごろ、酒気を帯びた状態で軽乗用車を運転し交差点を直進。青信号に従って横断歩道を渡っていた男性の自転車に車を衝突させ、重症頭部外傷を負わせて死亡させたとされる。

 被告は男性をはねた後、約300メートル離れた交差点で、信号待ちの乗用車に追突し、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕された。鹿児島中央署は自動車運転処罰法違反(過失致死)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで再逮捕。同署によると、逮捕時、「飲酒して自宅に帰る途中だった」と供述し、「事故を起こして止まろうとしたが、ブレーキが利かなかった」と、ひき逃げ容疑を否認した。