時計 2021/03/29 20:00

くちばしに釣り針、カモメ悲し 東串良・柏原海岸で撮影

くちばしに釣り針が引っかかったセグロカモメ。釣り糸に絡んでいるのはニホンウナギとみられる=東串良町の柏原海岸(窪健一さん撮影)
くちばしに釣り針が引っかかったセグロカモメ。釣り糸に絡んでいるのはニホンウナギとみられる=東串良町の柏原海岸(窪健一さん撮影)
 志布志市在住の環境省環境カウンセラー窪健一さん(72)が、志布志湾の柏原海岸(東串良町)で、くちばしに釣り針が引っかかったセグロカモメを撮影した。飛び立った後、海に落下。1時間ほど見守ったが姿を確認できなかった。

 漂着物の調査のため10日に同海岸を訪問。プラスチックごみを撮影中、15メートルほど離れた場所にセグロカモメを発見した。首を横に振ったり、傾けたりする様子に異変を感じ、撮影した。

 釣り糸が絡まったニホンウナギを捕ろうとして針が引っかかったらしい。助けようとして近づいたら飛び立った。その後、ウナギを狙ったとみられるトビに追われて海面に落ちた。

 窪さんは志布志湾周辺の海岸でここ3年間、釣り針や糸、ルアー、浮きなどバケツ5杯分ほどを回収した。放置された釣り針、釣り糸が野鳥の命を奪う現状に、「引っかかったら鳥は自力で取れない。捨てずに、見つけたら拾ってほしい」と釣りマナーの徹底を呼び掛けている。