時計 2021/04/16 14:07

屋久島町長リコール 署名活動へ 町選管が証明書交付 出張旅費不正

屋久島町の荒木耕治町長に対する解職請求代表者証明書を受け取る鹿島幹男さん(右)=16日、屋久島町役場
屋久島町の荒木耕治町長に対する解職請求代表者証明書を受け取る鹿島幹男さん(右)=16日、屋久島町役場
 屋久島町選挙管理委員会は16日、荒木耕治町長(71)のリコール(解職請求)を申請した住民グループ「清く正しい屋久島町を創る会」の鹿島幹男代表(67)に、署名活動に必要な請求代表者証明書を交付した。同日にも署名集めを始める。

 住民グループは、荒木町長が出張旅費の不正に加え、町議会で事実関係を否定後、一転して認めたことを「政治家として致命的」と問題視した。さらに、2019年に完成した役場新庁舎の24億円の建設費について「多額の予算で無理やり決行した」と批判。「不正をし、適正な予算執行をしない町長に対して解職請求する」としている。

 交付後1カ月の期間内に有権者の3分の1以上の署名を集め、選管による審査や縦覧で有効署名を確定。本請求すれば住民投票が行われる。過半数が賛成した場合、町長は失職する。3月1日現在の選挙人名簿登録者数は1万140人。

 荒木町長は2015〜19年度の出張時、普通運賃の航空券を払い戻し、格安の高齢者割引で搭乗して差額を得たことが発覚。住民団体が刑事告発し、鹿児島地検は20年9月、起訴猶予の不起訴処分とした。出張旅費の不正を巡っては、町議会が調査特別委員会(百条委員会)の設置を3度にわたって否決。荒木町長の不信任決議案も否決している。
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