時計 2021/05/06 23:45

警戒指標7項目中5が「ステージ3」 新型コロナ・大型連休で感染急増 鹿児島県は引き上げ検討 専門家「1月より深刻」

 鹿児島県内の新型コロナウイルス新規感染確認は、大型連休中(4月29日〜5月5日)の7日間で、24市町村・4都県の計296人と県内全域に広がった。県が定める感染拡大の警戒基準は主要7項目の指標のうち、5日時点で5項目がステージ3(感染者急増)相当に達した。県は「現行のステージ2(漸増)からの引き上げを検討中」としている。

 大型連休中の新規感染確認は、1日当たり過去最多となる5月1日の60人をはじめ、2日から4日連続で40人を超えた。1日には、鹿児島市、霧島市、知名町で3つのクラスター(感染者集団)も確認された。

 鹿児島大学の西順一郎教授(微生物学)は「都市部の感染拡大の余波を受けている」と推測。「4月から感染が広がっており、大型連休だけの影響ではない」と説明する。

 ステージ判断となる指標では、最大確保病床(376床)の占有率が35.1%と、ステージ3の指標20%を上回る。直近1週間の10万人当たりの新規感染者数と療養者数もそれぞれ18.5人、19.5人と、ステージ3の指標の15人を超えた。

 県新型コロナウイルス感染症対策室の高田弘信室長は「新規感染者が40人超の日が続き危機感を持っている」と強調。1月と同様にステージ3へ引き上げられれば、飲食店への営業時間短縮要請などが考えられるという。

 西教授は「現在は完全にステージ3の状況で1月よりも深刻。今後さらに職場や大学などで感染が広がる可能性がある」と警戒。「マスクを外しての会話や会食を減らすことが重要」と呼びかけた。