時計 2021/05/07 22:00

感染拡大警報を発令 鹿児島市、霧島、奄美、知名、和泊の飲食店に時短要請 10日から23日まで鹿児島県 警戒基準ステージ3に 新型コロナ

感染拡大の警戒基準のステージ判断について説明する塩田康一知事=7日、鹿児島県庁
感染拡大の警戒基準のステージ判断について説明する塩田康一知事=7日、鹿児島県庁
 鹿児島県は7日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、県の警戒基準を「ステージ3(感染者急増)」に引き上げ、23日まで感染拡大警報を発令した。クラスター(感染者集団)発生が確認されている鹿児島市、霧島市、奄美市、知名町のほか、和泊町の計5市町の飲食店に週明け10日から23日までの2週間、営業時間短縮を要請する。対象は約1万店。県民に対しては県外への不要不急の移動自粛を求めた。

 鹿児島県内では7日、計58人の感染を新たに確認。感染拡大の警戒基準主要7項目のうち「直近1週間の10万人当たりの新規感染者数」が15人を上回る18.48人となるなど5項目が「ステージ3」相当に達していた(5日時点)。感染拡大警報の発令は1月に続き2回目。県民向けの旅行商品割引「今こそ鹿児島の旅第2弾」は23日まで新規販売を停止する。

 飲食店への時短要請は午前5時~午後9時(酒類提供は午前11時~午後8時)。前回同様、テークアウト(持ち帰り)やデリバリー(配達)の営業形態、ネットカフェ、漫画喫茶などは対象外。2週間の時短に応じた事業者に協力金を支払う。中小企業は売上高に応じて1店舗当たり計35万~105万円。売上高減少額が多い場合、1店舗当たり最大280万円が支給される。

 塩田康一知事はステージ引き上げの理由を「感染が急速に拡大し、今後もしばらく感染者が増えるのではと危機感を持っている。医療従事者の負担は蓄積しており、このままでは医療提供体制が逼迫(ひっぱく)する恐れがある」と説明。変異株が増えていることにも言及、「若者も重症化する傾向が認められる」として職場やサークル活動、寮など感染しやすい場所での対策徹底も呼び掛けた。感染状況を踏まえ、21日までに改めてステージについて判断する。

 また、緊急事態宣言対象を含む感染拡大地域など26都道府県からの不要不急の来県自粛を求めた。

 時短要請に関する問い合わせは10日午後1時まで099(833)3221、以降は同(248)8442で受け付ける。