時計 2021/05/17 23:00

馬毛島デモ飛行 音量速報値 西之表で最大68デシベル 防衛省

馬毛島デモ、地図と表
馬毛島デモ、地図と表
 西之表市馬毛島への米軍空母艦載機陸上離着陸訓練(FCLP)移転計画を進める防衛省は17日、航空自衛隊F15戦闘機による16日のデモ飛行時に周辺6市町村の計14地点で測った音の速報値を発表した。西之表市の種子島合同庁舎の68デシベルが最高で、1回目の飛行の日中(午後3時半~4時半)に出た。騒音の目安で高速道路を走行中の車内やセミの声に例えられるレベル。

 訓練音の程度を示すため、日中に5機が目視・計器飛行方式による計8経路を各1周、日没前後(午後6~7時)に2機が計器方式の4経路を各2周した。防衛省職員が種子島1市2町、屋久島町、南大隅町、三島村竹島で計測。瞬間的に確認された最大値を公表した。観測地点の当時の風向きは南南西だった。

 走行中の車内やデパート店内レベルとされる60デシベルを日中に超えたのは同庁舎のほか、西之表市の大崎地区(63デシベル)と住吉地区(60デシベル)の計3カ所。日没前後は同庁舎(66デシベル)、大崎地区(60デシベル)。

 中種子町の2地点でも、エアコンの室外機レベルに近い40デシベル後半の数値が出た。南種子、屋久島、南大隅の3町と三島村の計6地点は飛行前と比べ、明らかな変化はなかった。

 防衛省は速報値の公表を「早期に客観的な情報を提供するため」と説明。手続きが進む環境影響評価(アセスメント)に今回の実測値を反映させない。今後、数値を分析し、詳細な結果を改めて公表する。