2021/06/12 15:45

インド株の監視体制強化へ 感染8割は英国株、従来検査の意義薄れる 新型コロナ・鹿児島県

 鹿児島県は11日、インドで最初に確認され、国内で感染拡大が懸念される新型コロナウイルス変異株のPCR検査を8日から始めたと明らかにした。厚生労働省の通知を受け、英国株より感染力が高いとされるインド株の監視体制を強化する。

 変異株かどうか調べるPCR検査は、一部の新規感染者の検体を対象に県環境保健センターで実施している。英国株など感染力に関係する「N501Y変異」、南アフリカ株などにある「E484K変異」ウイルスの検査はやめ、インド株の「L452R変異」の検査に一本化する方針。

 県健康増進課は「県内感染者の8割以上はアルファ株(英国株)となり、従来の検査の意義は薄れた」と説明した。11日の発表によると、10日までの1週間で変異株の検査をした76人のうち陽性者は72人で、陽性率は94.7%。うちN501Y変異が71人、E484K変異は1人だった。

 県は、既に変異株が確認されていた79人について、国立感染症研究所(東京)のゲノム解析で、英国株と確定したことも発表した。県内の変異株確定者は計545人となり、内訳はインド株3人、英国株465人、起源不明の「R.1系統」77人。県環境保健センターでもゲノム解析を始めたことも明らかにした。
広告