165人の「金次郎さん」1冊に 10年かけ公立小調査 鹿児島市・酒匂さん

(2018/06/13 13:00)
「小学校の二宮金次郎さん」を手に「金次郎さんを知るきっかけになったらうれしい」と話す酒匂猛さん=鹿児島市光山1丁目の自宅
 雨の日も風の日も暑さの中も寒くても、薪を背負い、黙々と本を読む。それが、金次郎さん。平川動物公園の元園長、酒匂猛さん(75)=鹿児島市光山1丁目=が「小学校の二宮金次郎さん 鹿児島県全調査資料」(194ページ、南方新社)を出版した。10年かけて県内の公立小学校165校を巡り、自ら撮った写真に材質、建立日のデータなどを添えた全編オールカラーの力作だ。
 「呼び捨ては失礼かな? 親しみを込めて金次郎さんと呼んでいる」。そう話す酒匂さんが記録を取り始めたきっかけは、2006年、南九州市川辺の旧長谷小学校で出合った金次郎さんだ。
 校舎の玄関脇で真剣に読書していた。自分が卒業したさつま町の小学校にはおらず「知ってはいたが、本物を見るのは初めて」。高さ約100センチの銅像が手にする本を見ると、中国の古典「大学」だった。「1990年の閉校から何年もたっているのに、一人で漢文を読んで勉強している」。その姿が心に焼き付き、何度も足を運び写真を撮った。
右側の旧長谷小学校の像は、酒匂猛さんが初めて出合った金次郎さん
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