鹿児島県内 大雨続く恐れ、土砂災害に警戒を 出水、国道一時通行止め

(2018/06/20 23:30)
 鹿児島県内は20日、本土を中心に大雨となり、国道や高速道路が通行止めになるなど、各地で交通が乱れた。梅雨前線は今後、九州南部に停滞するとみられ、県内は種子・屋久地方を中心に23日まで大雨が続く恐れがある。鹿児島地方気象台は「地盤が緩んでいる所があり、少しの雨で土砂災害が起きる可能性がある」として、警戒を呼び掛けている。
 県や気象台によると、いちき串木野市と薩摩川内市で、20日午前7時半ごろまでの1時間に88ミリの猛烈な雨を観測した。18日の降り始めから20日午後6時までの総雨量は伊佐市、霧島市、鹿屋市、湧水町、さつま町で300ミリを超えた。
 伊佐市は避難勧告、さつま町と姶良市は避難準備・高齢者等避難開始を一時発令。県によると、同日午後6時現在、けが人や建物被害の報告はない。
 出水市武本の国道328号は同日午前7時半すぎ、定之段トンネル付近で道路脇の斜面から土砂が流れ込んでいるのが見つかり、通行止めとなった。応急工事を終え、夕方までに片側通行ができるようになった。
 雨の影響で、九州新幹線は同日午前、出水-川内間で運転を見合わせ、上下5本が運休、6本が最大約1時間半遅れた。JR在来線と肥薩おれんじ鉄道も遅れや運休が相次いだ。高速道路は九州自動車道の栗野-溝辺鹿児島空港などが一時通行止めとなり、鹿児島と九州各県を結ぶ高速バスが迂回(うかい)のため遅れた。
 21日は梅雨前線が種子・屋久へ南下するため、同日午後6時までの24時間雨量は県本土80ミリ、種子・屋久250ミリと予想される。気象台は低地の浸水や河川の増水、落雷や竜巻などの激しい突風へ注意を促している。

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