明治以来初、投谷八幡宮で結婚式 宮司夫妻が披露宴 曽於

(2018/12/02 15:00)
参列者から祝福される宮司の柏木勝弘さん、鏡子さん夫妻=曽於市の投谷八幡宮
 曽於市大隅の投谷(なげたに)八幡宮で、少なくとも明治以来初めてとなる結婚式が挙げられた。記念のカップルは宮司の柏木勝弘さん(52)と鏡子さん(43)。完成したばかりの新社務所でミニ披露宴も開いた2人は、「地域の人たちの縁結びにも一役買いたい」と笑顔を見せた。
 投谷八幡宮は鹿児島神宮の別宮として708(和銅元)年に創建されたと伝わる、由緒ある神社。特に夫婦和合、子育ての神としてまつられる。
 県指定の有形文化財でもあり、参拝者は年々増えているが「老朽化した旧社務所では十分なもてなしができず、申し訳なく思ってきた」(柏木さん)。
 そこで昨年末、少人数でも集える場所をつくろうと、社務所の建て替えを計画した。「資金が集まるまで数年はかかる」との見込みとは裏腹に、半年足らずで780万円の浄財が集まり、9月完成した。
 新社務所の活用策を検討していた際、氏子から「(4月に入籍だけ済ませていた)宮司が式を挙げればいい」と提案されたという。明治以降に結婚式の記録がないことも、このときに分かった。
 11月23日の式には親族や友人ら約20人が参列して門出を祝い、社務所で祝い膳が振る舞われた。柏木さんは「結婚式だけでなく、地域住民や参拝者の憩いの場として使ってほしい。神社婚活といったイベントも企画したい」と話している。