馬毛島基地計画 アセス準備書を専門家に学ぶ 反対派市民団体が勉強会 鹿児島・西之表

 2022/05/18 09:40
専門家による環境影響評価準備書の解説=西之表市民会館
専門家による環境影響評価準備書の解説=西之表市民会館
 鹿児島県西之表市馬毛島への米軍機訓練移転(FCLP)と自衛隊基地整備計画で、市民団体「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」は17日、環境影響評価(アセスメント)準備書に関する勉強会を同市民会館で開いた。市民ら約30人が専門家の解説や指摘に耳を傾けた。

 市民が準備書に対する意見を提出できる期限が6月2日に迫っており、アセス手続きの流れや内容に理解を深める狙い。

 沖縄大学の桜井国俊名誉教授(環境学)、北海道大の立澤史郎助教(保全生態学)、愛媛大の朝井志歩准教授(社会学)がリモートで講演。航空機の騒音や島内に生息するマゲシカへの影響など、専門分野から見た課題を挙げ、「調査が不足している。もっと時間を掛けるべきだ」と疑問を呈した。

 主催団体の山内光典事務局長は「防衛省の説明では市民の不安が払拭(ふっしょく)されていない」と指摘。「アセスのポイントを理解し、積極的に意見していかなければならない」と話した。