馬毛島基地計画 アセス準備書の縦覧終了 閲覧者は地元西之表市役所で10人、県庁は2人

 2022/05/21 07:32
馬毛島
馬毛島
 西之表市馬毛島への米軍空母艦載機陸上離着陸訓練(FCLP)移転と自衛隊基地整備計画は、環境影響評価(アセスメント)の準備書の縦覧が19日終了した。防衛省は6月2日まで準備書への意見を受け付け、概要を県と関係自治体へ送付。県は自治体などから聞き取りをし、120日以内に同省へ知事意見を出す。

 準備書は約3000ページ。アセスの最終的なまとめとなる「評価書」の前段階の手続きで、国民が意見を直接述べられる最後の機会となる。九州防衛局ホームページでは公開を続けている。

 縦覧は4月20日~5月19日、関係1市4町の役所など9カ所であり、閲覧者は県庁2人、西之表市役所10人などだった。

 防衛省が1市4町で開いた住民説明会では、騒音や飛行経路に関する質問が集中。経路を外れる可能性について担当者は「コースが守られているか3年間監視し、適切に対応する」などとした。準備書は大隅半島上空を通るルートを示しているが、「(騒音などの)影響はない」と説明した。

 マゲシカへの影響を問う声には「絶滅との予測はない。事後調査で対応する」。離島のドクターヘリにも支障が出る想定はないとした。各会場で防衛省側が住民の発言を制したり、質問に明確に答えなかったりする場面があった。