狐の行列?…住宅完成祝いでした 島津義弘ゆかりの日置市

 2022/05/21 19:39
夕闇迫る市街地を練り歩く狐面の行列=15日午後7時、日置市伊集院町徳重
夕闇迫る市街地を練り歩く狐面の行列=15日午後7時、日置市伊集院町徳重
 鹿児島県日置市の伊集院地域で15日、移住希望者向けお試し住宅「狐火(きつねび)ハウス」の完成を祝う催しがあった。狐面を着けた不思議な一行が、かがり火に照らされながら市街地を練り歩き、幻想的な雰囲気を演出していた。

 地元の地域おこしグループ「やっちゃろ会」の主催。同市は「戦国島津ゆかりの地」をPRしており、狐火が島津家と縁深いことから住宅に命名した。

 この日は伊集院まんじゅう作りや狐面の色塗りを実施。夕刻にはお面制作などを手掛ける「幻空堂(げんくうどう)」(鹿児島市)のスタッフと、公募で選ばれた約25人が狐面姿で歩いた。行列に参加した伊集院小4年の元山笑さんは「普段できない体験で、神聖な気持ちになった。友達と2人でウクライナの平和を願いながら歩いた」と話した。

 やっちゃろ会の佐伯剛志会長(53)は「お試し泊をした人に移住してもらえるよう、市の魅力を発信していく」と語った。

 お試し住宅は、市が関係人口創出を目指して展開する「ひおきとプロジェクト」の一環。改修した空き家に、移住希望者が体験宿泊する。日吉、吹上、東市来地域にも1軒ずつある。