鹿児島の経済ニュース

 2021/09/15 14:00

IT、農福連携に力 南日本経済賞 GMOペパボと南風ベジファームを表彰

南日本経済賞を受賞したGMOペパボ(左)と南風ベジファームの代表者ら=鹿児島市の南日本新聞会館
南日本経済賞を受賞したGMOペパボ(左)と南風ベジファームの代表者ら=鹿児島市の南日本新聞会館
 第16回南日本経済賞の贈賞式は14日、鹿児島市の南日本新聞会館であった。IT関連サービス大手で鹿児島市に拠点を持つGMOペパボ(本社東京)、農産物生産加工の南風ベジファーム(南さつま市)に賞状と副賞が贈られた。

 GMOペパボは、中小企業や個人事業主のネットショップ開設などインターネットサービスを多数展開。デジタル化による県内事業者の販路拡大支援に取り組む。鹿児島市出身の佐藤健太郎社長(40)は「受賞を糧にして、鹿児島のIT化をさらに進めていく」と喜びを語った。

 南風ベジファームは2015年に障害者の就労支援事業を始め、農福連携を進める。45人が、高齢化と人手不足で深刻化する農業の貴重な担い手として活躍する。秦泉寺(じんぜんじ)弘社長(46)は「障害のある人、ない人が一緒に働くことが当たり前の社会にしたい」と決意を述べた。

 贈賞式には選考委員も出席し、宮廻甫允(みやさこ・としみつ)委員長(鹿児島大学名誉教授)が選考過程を報告。南日本新聞社の佐潟隆一社長は「2社に共通しているのは、地域のニーズに応え、課題を解決していこうという姿勢だ。それが地域の維持発展に直結している」とたたえた。

 南日本経済賞は06年に創設。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止された。
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