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「行楽シーズン間に合った」 観光業界、客足回復に期待 鹿児島県、旅行割引再開

 2021/10/08 12:45
「今こそ鹿児島の旅第2弾」のポスターを張る旅行会社スタッフ=鹿児島市堀江町の鹿児島ツーリスト
「今こそ鹿児島の旅第2弾」のポスターを張る旅行会社スタッフ=鹿児島市堀江町の鹿児島ツーリスト
 鹿児島県の新型コロナウイルス警戒基準がステージ2に下がり、県民向け旅行割引「今こそ鹿児島の旅第2弾」の予約が約2カ月ぶりに再開された7日、県内の観光関係者は「秋の行楽シーズンに間に合った」と客足の回復に期待を寄せた。

 鹿児島市の旅行会社「鹿児島ツーリスト」は午前11時すぎ、県の「今こそ-」再開発表を受けて店頭にポスターを張り、予約受け付け準備を進めた。昼前には早速、来店客や電話問い合わせがあった。「お客さまの声がどこか明るく、心が弾む。観光業に活気が戻ってほしい」

 霧島市の宿泊施設で最初に県の第三者認証を受けた老舗旅館「妙見田中会館」には、夕方までに十数件の予約が入った。田中大蔵代表(53)は「観光需要が伸びる10、11月に、警戒基準引き下げが間に合った」と喜ぶ。

 プレミアム付き「かごしま旅クーポン」も8日から、九州6県が販売対象に加わる。コロナ前は福岡県からの利用も多く、県外居住者への割引を歓迎。「九州内の移動ができる雰囲気になり、常連客が戻ればありがたい」と話した。

 鹿児島市の「仙巌園」はコロナ前、入園者の7割が県外客だった。来月は「菊まつり」を開催する予定で、島津興業広報課の前薗圭一郎さん(37)は「楽しんでもらえるよう、精いっぱいおもてなししたい」。一方で、冬場の“第6波”を警戒し、「施設内で感染拡大しないよう、引き続き対策に努めたい」と気を引き締める。