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食べるな危険 だって「悪魔の爪」だから 食虫植物イビセラ・ルテアの実収穫 指宿

 2021/10/15 20:48
「悪魔の爪」と呼ばれるイビセラ・ルテアの実=指宿市のフラワーパークかごしま
「悪魔の爪」と呼ばれるイビセラ・ルテアの実=指宿市のフラワーパークかごしま
 「悪魔の爪」と呼ばれる食虫植物イビセラ・ルテアの実が指宿市のフラワーパークかごしまで取れた。黒くとげとげしい2本の爪のような姿に加え、野生動物が誤って食べると喉に引っかかり死に至ることもあるため、こんな通称が付いたらしい。栽培が難しく、100種超の食虫植物を育てる同園でも収穫は初めて。

 ブラジル原産の一年草。鈴の形をしたかわいらしい黄色の花を咲かせ、花や葉の表面にある繊毛や粘液で小さな虫を捕らえる。オクラに似た青い実が熟して乾燥すると、皮がはがれて姿を現す。

 園では今春、5株の栽培を始めた。8月から花が咲いたが実はなかなかつかなかった。4日に初めて約10センチの実一つを収穫した。ほかに14個実を結んでいる。

 担当した大島寛史さん(26)は「青い実のまま腐ってしまうこともある。ほっとした」と話す。バックヤードのハウスで栽培しているが、希望すれば観賞できる。同園=0993(35)3333