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離島航路が運んだ? サツマイモ害虫・アリモドキゾウムシ 鹿児島市の谷山港で1匹誘殺 県本土で17年以来

 2021/10/22 11:55
 鹿児島県は21日、サツマイモの特殊病害虫アリモドキゾウムシの雄1匹が、鹿児島市の谷山港に仕掛けられたトラップ(わな)にかかったと発表した。県本土の港湾・空港での誘殺確認は2017年5月以来。

 付近にイモ畑などはなく、離島航路の貨物便に紛れ込んできた可能性がある。

 農林水産省門司植物防疫所は22日、県や市と協力し、誘殺地点から半径2キロ以内にトラップ206基を増設する。23日には半径200メートル内にあるサツマイモ、ノアサガオなどの寄生植物を採取して幼虫の有無を調べる。結果が出るまでに2~3週間かかるという。

 アリモドキゾウムシは体長6~7ミリで、トカラ列島以南に生息。幼虫に食害されたサツマイモは異臭と苦味が出て飼料としても使えなくなる。

 生息地からの寄生植物持ち出しは植物防疫法で規制されている。門司植物防疫所は本土への侵入を防ぐため、港湾・空港でのトラップ調査を月2回実施している。