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大卒内定率 6年ぶり60%切る コロナ影響、10月末時点 鹿児島労働局「徐々に回復」

 2021/12/01 11:32
 鹿児島労働局は30日、来春卒業を予定する鹿児島県内の大学生の就職内定率(10月末時点)が、前年同月比4.8ポイント減の59.3%だったと発表した。2年連続で4ポイント以上減り、大卒内定率が60%を切るのは2015年度以来6年ぶり。短大生は、同1.1ポイント減の44.6%だった。新型コロナウイルスの影響とみられるが、鹿児島労働局は「徐々に回復が見込める」としている。

 労働局は内定率が下がった原因について、新型コロナの感染状況に左右され就職先を決めきれない学生が調査に含まれなかったり、県内企業の競争倍率が上がったりしたため、と分析。調査日以降の内定者報告があるため「今後の内定率は持ち直すと見込まれる」としている。

 来春卒業を予定する高等専門学校生の内定率は96.1%で、前年同月比0.6ポイント増加。県内内定者は前年より21人増え30人だった。コロナ禍を踏まえ、保護者や教員が県内就職を勧めた可能性がある。

 県内求人倍率は、大学生が2.00倍(前年同月比0.07ポイント減)、短大生3.35倍(同0.74ポイント増)、高専生1.60倍(同0.07ポイント減)。求職者数は大学生1777人(うち県内977人)、短大生630人(同592人)、高専生127人(同31人)だった。