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冬ボーナス「支給」の企業 横ばい71% 「増額」は7ポイント増19% 鹿児島県内 民間調べ

 2021/12/01 11:50
 鹿児島銀行と九州経済研究所(KER、鹿児島市)は30日、県内企業の2021年冬のボーナス支給計画の調査結果を発表した。「支給する」は71%で前年から1ポイント減のほぼ横ばいだった一方、1人当たりの平均支給額が「増える」は19%で7ポイント増加した。KERは「新型コロナウイルス禍で業績の厳しさは続いているが、企業によっては回復の兆しのもとで賞与に前向きな動きもある」としている。

 「支給する」企業の業種別は、小売業が8ポイント減の82%でトップ。外食や旅館・ホテルを含むその他産業(63%、4ポイント増)のみ前年を上回ったものの、全産業で最も低い水準だった。

 支給額が「増える」「前年並み」の合計は91%で18ポイント増えた。増額の要因は「業績向上」が最多だった。「増える」と「減る」の割合差(DI)は10。コロナ禍で大幅に落ち込んだ前年から25ポイント伸び、05年の調査開始以来、上昇幅は最大だった。「支給しない」は1ポイント増の6%。

 企業からは「利益状況は苦しいが、採用難のため昨年並みの見込み」(食料品製造業)、「大幅な売り上げ減で支給計画が見通せない」(旅館・ホテル)との声が聞かれた。

 調査は10月下旬に県内企業500社を対象に実施し、323社が回答した。